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洗濯機の臭いを取る方法:臭いの出どころは槽の中ではありません

洗濯機の臭いの大半は、槽の中ではなくゴムパッキンの溝、洗剤投入口、排水フィルターから出ています。水流が届かない場所なので、槽洗浄では解決しません。

手早い解決方法

  1. ドラム式なら扉のゴムパッキンをめくって溝を拭きます。黒い点があればそこが原因です。
  2. 洗剤投入口を丸ごと外し、ぬるま湯につけて歯ブラシで洗います。
  3. 排水フィルターを開けて異物を取り除きます(ドラム式は前面下部のカバー内)。
  4. そのあとで酸素系漂白剤または市販の槽クリーナーを入れ、60度以上の槽洗浄コースを回します。
  5. 終わったら扉と洗剤投入口を開けて内部を乾かします。

用意するもの

  • 乾いた布と濡れた布
  • 歯ブラシ
  • 酸素系漂白剤または市販の洗濯槽クリーナー
  • ゴム手袋
  • 浅い受け皿とタオル(排水フィルター用)

手順

  1. 1. 臭いの出どころを先に特定する

    槽洗浄剤を使っても臭いが変わらないという相談が非常に多いです。理由は単純で、クリーナーは槽の内側を洗うだけで、臭いの実際の発生源には水流が届かないからです。扉を開けて、ゴムパッキンの溝、洗剤投入口、下部の排水フィルターの順に嗅いでみると、たいてい1分でどこかわかります。

  2. 2. ゴムパッキンの溝を拭く

    ドラム式なら、扉の内側のゴムパッキンを指でめくってみてください。水が溜まっていて、黒い点(カビ)とぬめりがあることがほとんどです。濡れた布で溝の内側をぐるりと拭き、落ちにくい部分は歯ブラシを使います。最後に乾いた布で水気を完全に取るところまでが一工程です。

  3. 3. 洗剤投入口を外して洗う

    多くの機種は引き出して外せます(ロックボタンがある機種もあります)。固まった洗剤と柔軟剤のカスがカビのえさになります。ぬるま湯に10分つけてから歯ブラシで洗い、投入口が収まっていた奥の空間も濡れた布で拭いてください。

  4. 4. 排水フィルターを掃除する

    ドラム式は前面下部のカバー内、縦型は槽の内側上部にフィルターがあります。ドラム式は水があふれるので、浅い受け皿とタオルを先に用意してから開けてください。髪の毛やほこりが詰まって腐敗し、臭いを出します。機種によって位置と開け方が違うので、取扱説明書を確認してください。

  5. 5. 槽洗浄を回す

    ここまで終えてから回すことに意味があります。酸素系漂白剤なら槽に直接200〜300g入れ、60度以上の槽洗浄または高温コースを選びます。市販クリーナーは製品表示の使用量とコースに従ってください。

  6. 6. 最後に必ず乾かす

    掃除が終わったら扉と洗剤投入口を開けておきます。これをしないと数週間で元に戻ります。臭い対策の半分はこの習慣です。

注意点

  • 洗濯槽クリーナーと塩素系漂白剤を一緒に入れないでください。一度に一種類だけ使います。
  • 塩素系漂白剤は、酸性の洗剤(クエン酸・お酢を含む)と絶対に混ぜないでください。有毒な塩素ガスが発生します。
  • 槽洗浄中は衣類を一緒に入れないでください。
  • 排水フィルターを開けると残った水が流れ出ます。必ず受け皿とタオルを用意してください。
  • 分解が必要なレベルの掃除は自分で行わないでください。洗濯槽の取り外しは専門業者の領域で、組み立てを誤ると水漏れや故障につながります。
  • 機種ごとに推奨される方法が異なります。メーカーの取扱説明書を優先してください。

種類の違う洗剤を混ぜないでください。特に塩素系と酸性の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生します。製品ラベルの使用方法を必ず確認してください。

状況別の対処

下水のような臭いがするとき

カビ臭ではなく下水特有の臭いなら、洗濯機ではなく排水側の問題です。排水ホースが排水口に深く差し込まれていたり、排水トラップがないと臭いがそのまま上がってきます。排水口用のトラップを取り付ければ大半は解決します。

縦型洗濯機の場合

縦型は洗濯槽と外槽の間に汚れが溜まります。目に見えないので放置されやすく、酸素系漂白剤での槽洗浄を2〜3か月に一度行うほうがよいです。ゴムパッキンがない代わりに、槽の上部の縁の内側を拭いてください。

掃除したのに洗濯物が臭うとき

洗濯機ではなく洗い方の問題かもしれません。洗剤の入れすぎ、水温の低い洗濯の繰り返し、洗い終わった洗濯物の放置がよくある原因です。タオルのように臭いが染みつきやすいものは、別に高温洗いを試してください。

新しい洗濯機なのに臭うとき

設置環境の可能性が高いです。洗濯機置き場が密閉された洗面所だと湿気が抜けず、すぐにカビが発生します。使用後の換気から見直してください。

なぜ起きるのか

  • 洗濯機の内部はカビにとって好条件です。水気が残り、温度がぬるく、洗剤や柔軟剤のカスというえさがあります。
  • 柔軟剤は香りはよいものの、槽の壁面と洗剤投入口に膜を作ります。その膜がカビの足場になります。
  • 水温の低い洗濯ばかりだと洗剤が完全に溶けず、カスがより多く残ります。
  • 洗濯後に扉を閉めておくと内部が乾きません。これが最も多い原因です。

再発を防ぐには

  • 洗濯が終わったら扉と洗剤投入口を開けておきます。効果が最も大きい習慣です。
  • 洗剤と柔軟剤を規定量以上入れません。
  • 月に一度、ゴムパッキンと洗剤投入口を拭きます。5分で終わります。
  • 2〜3か月に一度、槽洗浄コースを回します。
  • 洗い終わった洗濯物はすぐ取り出します。
  • 洗濯機置き場は使用後に換気して湿気を逃がします。

よくある質問

槽クリーナーを入れたのに臭いが変わりません。

臭いが槽の内側ではなく、ゴムパッキンの溝や洗剤投入口、排水フィルターから出ている可能性が高いです。この三か所は水流が届かないのでクリーナーでは解決しません。手で直接拭く必要があります。

酸素系漂白剤と市販クリーナーはどちらがよいですか。

どちらも効果があります。酸素系漂白剤は安価で、60度以上のお湯と併用すると強く働きます。市販クリーナーは使い方が簡単です。ただし種類よりも、事前の手作業を先に行うかどうかのほうが重要です。

お酢を入れてもよいですか。

軽い洗剤カスの除去には役立ちます。ただし酸性なのでゴム部品を長期的に傷めることがあり、常用はおすすめしません。そして塩素系の製品とは絶対に併用しないでください。

どのくらいの頻度で掃除すべきですか。

ゴムパッキンと洗剤投入口は月に一度、槽洗浄は2〜3か月に一度で十分です。毎週行う必要はなく、扉を開けておく習慣のほうがはるかに効果的です。

基準日: 2026年8月25日

算出基準・出典:
  • 排水フィルターの位置と槽洗浄コースは、メーカーの取扱説明書を確認してください。

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