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衣替えの収納方法:来年そのまま着られるようにしまう

収納の事故はほとんど、しまう前の段階で決まります。完全に洗って完全に乾かした衣類だけを入れ、密閉ではなく通気を選べば大半の問題は起きません。

手早い解決方法

  1. 一度でも着た服は必ず洗ってからしまいます。見えない汗と皮脂が来年の黄ばみになります。
  2. 完全に乾いているか確認します。少しでも湿っていればカビが生えます。
  3. クリーニングのビニールは外します。湿気がこもって逆効果です。
  4. 収納ケースは8割程度にとどめ、空気が通るようにします。
  5. 除湿剤は下に、防虫剤は上に置きます。

用意するもの

  • 通気性のある不織布カバーや収納ケース
  • 除湿剤
  • 防虫剤(一種類のみ)
  • 肩幅の広いハンガー
  • 綿の風呂敷や白い布(あれば)

手順

  1. 1. 必ず洗ってからしまう

    最も重要で、最も破られやすい原則です。一度しか着ていなくてもきれいに見えても、汗と皮脂が繊維に残っています。これが数か月で酸化して黄ばみになり、衣類害虫のえさにもなります。しまうときはきれいだったのに、という黄ばみの多くはここから始まります。

  2. 2. 完全に乾いているか確認する

    外側が乾いて見えても、厚手の衣類は中が湿っていることがよくあります。コートやダウンは洗ったあと丸一日以上風を通してください。手の甲を裏地に当ててひやりとするなら、まだ乾いていません。この状態でしまうとカビは確実です。

  3. 3. ビニールを外す

    クリーニングのビニールは運搬用です。そのまま保管すると内側の湿気が抜けず、カビと臭いの原因になります。外して、通気性のある不織布カバーに替えてください。

  4. 4. 素材に合わせて掛けるか畳む

    コートやジャケット、スーツは肩幅の広いハンガーに掛けます。ニットやセーターは掛けると肩が伸びるので、必ず畳んで平置きしてください。ダウンは押しつぶすと羽根が偏るので、圧縮袋より余裕のある場所に掛けるか、ゆるく畳むほうがよいです。

  5. 5. ケースは8割まで

    ぎゅうぎゅうに詰めると空気が循環せず湿気がこもります。深いしわも残ります。余裕をもって入れ、重い衣類は下にしてください。

  6. 6. 除湿剤と防虫剤の位置

    湿気は下に溜まるので除湿剤は下のほうに置きます。防虫剤の成分は下に広がる性質があるため、衣類の上に置くほうが効果的です。防虫剤が衣類に直接触れると変色することがあるので、布で包むか専用ケースを使ってください。

  7. 7. 途中で一度確認する

    梅雨が明けたころに一度開けて、除湿剤の状態を確認し風を通しておくと事故を防げます。除湿剤は満杯になると逆に湿気を放出します。

注意点

  • 種類の違う防虫剤を一緒に使わないでください。成分が反応して溶けたりシミになったりします。一種類にしてください。
  • 防虫剤が衣類に直接触れないようにしてください。特に化学繊維とプラスチックのボタンは変形することがあります。
  • 革製品や毛皮は密閉するとひび割れやカビの原因になります。通気性のある場所に掛けて、専用の方法で管理してください。
  • 圧縮袋はかさは減りますが、ダウンやニットの復元力を落とします。羽毛製品にはおすすめしません。
  • 日光が当たる場所に保管すると色があせます。暗く涼しい場所が適しています。
  • 素材ごとの保管方法は、衣類の取り扱い表示を必ず確認してください。

種類の違う洗剤を混ぜないでください。特に塩素系と酸性の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生します。製品ラベルの使用方法を必ず確認してください。

状況別の対処

ダウンジャケット

洗ったあと羽根が固まらないよう十分に振ってから乾かします。押しつぶさないことが要点なので、掛けるスペースがあれば掛けるのが最もよいです。翌年に出したら一日ほど振っておくとふくらみが戻ります。

ニット・ウールのセーター

衣類害虫が最も好む素材です。洗って完全に乾かし、畳んで保管し、防虫剤を必ず一緒に入れてください。掛けると自重で肩が伸びます。

白いシャツ・白い服

保管中の黄ばみが最も出やすい品目です。洗剤が完全にすすげているか確認し、光が当たらない場所に置いてください。白い綿の布で包んでおくと安心です。

湿気の多いクローゼット

壁に接した収納や北向きの部屋は結露しやすいです。クローゼットを壁から5cmほど離し、扉をときどき開けて換気してください。容量の大きい除湿剤を使うほうがよいです。

なぜ起きるのか

  • 保管中に起きる問題の原因は、ほとんどが湿気と残った汚れの二つです。
  • 汗と皮脂は目に見えませんが、時間とともに酸化して黄ばみになります。しまうときはきれいに見えた服が翌年シミだらけになる理由です。
  • 衣類害虫は天然繊維のたんぱく質を食べます。汗や食べ物が残っているとより引き寄せられます。ウールとカシミヤが特に狙われます。
  • 密閉された空間に湿気が閉じ込められるとカビが生え、かび臭さが染みついたまま固まります。ビニール保管が危険な理由です。

再発を防ぐには

  • しまう前の洗濯は例外なく守ります。
  • 完全に乾いていることを手で確認してから入れます。
  • クリーニングのビニールは必ず外します。
  • 通気性のあるカバーと収納ケースを使います。
  • 除湿剤は下、防虫剤は上に置きます。
  • 梅雨明けに一度開けて状態を確認します。
  • クローゼットの扉をときどき開けて換気します。

よくある質問

一度しか着ていないのに洗う必要がありますか。

あります。一度着た服にも汗と皮脂が残ります。今は見えなくても、数か月後に黄ばみとして現れます。しまう前の洗濯は、衣類の寿命に最も大きく影響する習慣です。

圧縮袋を使ってはいけませんか。

綿や化学繊維の衣類なら問題ありません。ただしダウンやニットのように、かさで保温する衣類は復元力が落ちるのでおすすめしません。どうしても場所がないときだけ使い、出したあとは十分に振ってください。

除湿剤と防虫剤を一緒に入れてよいですか。

一緒に入れて問題ありません。避けるべきなのは、種類の違う防虫剤を混ぜて使うことです。成分が反応してシミになることがあります。

出したら臭いがします。

湿気が閉じ込められていたためです。すぐ着ずに日陰で半日以上風を通してください。多くはこれで消えます。残るようなら洗濯し、カビのシミが見えるならシミの処理を先に行ってください。

基準日: 2026年8月25日

算出基準・出典:
  • 素材ごとの洗濯・保管方法は、衣類の取り扱い表示を必ず確認してください。

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