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ドラム式洗濯機の掃除:槽洗浄は最後にやる工程です

ドラム式洗濯機の掃除は、手で洗う三か所が先で、槽洗浄コースは最後です。ゴムパッキンの溝、洗剤投入口、排水フィルターは水流が届かないため、槽洗浄コースを何度回してもきれいになりません。

手早い解決方法

  1. 扉のゴムパッキンをめくり、溝に溜まった水と糸くずを乾いた布で拭き取ります(週1回)。
  2. 洗剤投入口の引き出しを抜き、ぬるま湯と歯ブラシで洗ってよく乾かします(月1回)。
  3. 本体下部のカバーを開け、排水フィルターを外してごみを取り、水洗いします(月1回)。
  4. ここまで終えてから、酸素系漂白剤を入れて槽洗浄コースを回します(2〜3か月に1回)。
  5. 終わったら扉と投入口を開けたままにして、内部を乾かします。

用意するもの

  • 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)またはドラム式用の洗濯槽クリーナー
  • 乾いた布と使い古しの歯ブラシ
  • 排水フィルターの水を受ける浅い容器と雑巾
  • ゴム手袋
  • 綿棒

手順

  1. 1. 掃除の前に電源を切る

    排水フィルターを外すときに残り水が出るため、運転中は作業しないでください。電源を切り、直前の洗濯から少し時間を置くと内部の水温が下がって扱いやすくなります。

  2. 2. ゴムパッキンの溝を拭く

    扉のゴムパッキンを指でめくると、下側に水と糸くずが溜まっています。ここは水が抜けない袋状の構造で、いつも湿っているためカビが最初に出ます。乾いた布で水気ごと拭き取り、黒い点が出ていれば布に薄めた塩素系漂白剤を含ませ、数分置いてから拭き取ってください。

  3. 3. 洗剤投入口を引き抜いて洗う

    投入口は引き出しごと外れる機種が多く、ストッパーを押しながら引くと抜けます。柔軟剤の側にとろみのある残りがこびりついていたら、ぬるま湯につけてから歯ブラシで落とします。投入口が入っていた本体側の奥もぬめっているので、綿棒で拭いてください。

  4. 4. 排水フィルターを外してごみを取る

    本体下部の小さなカバーを開けると、つまみ付きのフィルターがあります。中の残り水が必ず出るので、浅い容器と雑巾を先に置いてからゆっくり回して外してください。糸くずや髪の毛を取り除いて水洗いし、パッキンの向きを確かめて確実に締め直します。

  5. 5. 槽洗浄コースを回す

    三か所が終わってから、洗濯物を入れない状態で酸素系漂白剤を入れ、槽洗浄コースを選びます。ドラム式は水量が少なく粉末が溶け残ることがあるので、40〜50度のお湯を先にドラムへ入れておくと溶けやすくなります。使用量は製品の表示に従ってください。

  6. 6. 乾かして終える

    槽洗浄のあとに水滴が残ったままだと、数日でまた同じ状態に戻ります。パッキンの溝をもう一度拭き、扉と洗剤投入口を開けたままにしてください。この一手間で次の掃除までの間隔が延びます。

注意点

  • 塩素系漂白剤と、クエン酸・お酢・酸性のトイレ用洗剤を混ぜないでください。有毒な塩素ガスが発生します。同じ日に続けて使うのも避けてください。
  • 酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を同時に槽へ入れないでください。どちらか一種類だけを使います。
  • 機種によって槽洗浄に使える洗浄剤が指定されています。粉末の酸素系漂白剤が使えるか取扱説明書で確認してください。
  • 排水フィルターを外すと必ず水が出ます。床が濡れると滑るので、雑巾を先に敷いてください。
  • 本体の分解や背面パネルを外しての清掃はしないでください。故障と感電の原因になります。
  • ゴムパッキンを金属たわしや硬いブラシでこすらないでください。傷に汚れが入り込んで取れなくなります。

種類の違う洗剤を混ぜないでください。特に塩素系と酸性の洗剤を混ぜると有毒なガスが発生します。製品ラベルの使用方法を必ず確認してください。

状況別の対処

洗濯物に黒いカスが付くとき

槽の裏側に溜まった汚れが剥がれ落ちている状態です。槽洗浄を1回で終わらせず、1週間ほど間を空けて2〜3回続けてください。回を追うごとに剥がれる量が減ります。途中で洗濯物を入れると付着するので、間に空運転を挟むと安心です。

乾燥機能付きで乾燥に時間がかかるとき

乾燥フィルターに埃が詰まっている可能性があります。これは排水フィルターとは別で、扉の内側や上部にある機種が多いです。使うたびに埃を取るのが基本で、目詰まりしたまま使うと乾燥時間も電気代も増えます。

掃除しても下水のような臭いがするとき

洗濯機ではなく排水口側が原因のことがあります。排水口のトラップを掃除するか、封水が切れていないかを確認してください。長期間使っていないと、トラップの水が蒸発して臭いが上がってきます。

なぜ起きるのか

  • ドラム式は縦型より使う水が少なく、洗剤が薄まりにくい構造です。溶け残った洗剤と柔軟剤が投入口や槽の裏に残り、湿気と合わさって汚れの土台になります。
  • 扉のゴムパッキンは水をせき止める部品なので、構造上そこに水が溜まります。溜まった水はほとんど蒸発せず、湿った状態が続きます。
  • 排水フィルターは糸くずや髪の毛を受け止める場所です。汚れるのが正常で、放置すると排水が遅くなり、濁った水が槽に残ります。
  • 低い水温での洗濯が続くと、皮脂汚れが溶けきらずに配管の内側に残ります。これがカビのえさになります。

再発を防ぐには

  • 洗濯が終わったらすぐ洗濯物を出し、扉と洗剤投入口を開けたままにします。
  • パッキンの溝は、洗濯のたびに乾いた布でひと拭きするだけで十分です。
  • 洗剤は表示の量を守ります。多く入れるほど溶け残りが増えます。
  • 月に1回は60度前後の高温コースを回します。タオルなど耐えられるものと一緒でかまいません。
  • 洗濯機の中を洗濯かご代わりに使わないでください。湿った衣類を入れておくと一晩で臭いが出ます。

よくある質問

槽洗浄はどのくらいの頻度でやればよいですか。

2〜3か月に1回が目安です。毎日回す家庭なら月1回でもかまいません。ただし頻度を上げるより、パッキンと投入口を毎週拭くほうが結果は良くなります。

塩素系のクリーナーと酸素系漂白剤はどちらがよいですか。

目的が違います。塩素系は汚れを溶かして流すので黒いカスが出にくく、日常の維持向きです。酸素系は汚れを剥がすため、長く掃除していないときに効果が見えやすい代わりにカスが浮きます。どちらか一方だけを使い、混ぜないでください。

排水フィルターの水はどうやって受ければよいですか。

浅い容器を口の下に構え、フィルターを少しだけ緩めて水を出し切ってから完全に外します。一気に外すと想像より多くの水が出ます。

クエン酸で洗濯槽を掃除してもよいですか。

水垢には効きますが、洗濯槽の汚れの主体はカビと皮脂なので、クエン酸だけでは足りません。使う場合も、塩素系のクリーナーとは日を分けてください。同時に使うと有毒なガスが出ます。

基準日: 2026年8月25日

算出基準・出典:
  • 使用できる洗浄剤・槽洗浄コースの時間・フィルターの外し方は、機種の取扱説明書を必ず確認してください。

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